はじめに
「とりあえず今のツール使いにくいから、新しいのにしよう」
「今話題の〇〇システムに乗り換えよう」
……そう思ってる人、多くない?
でもわぁは声を大にして言いたい。
「ツールを変えたら改善する」って幻想すぎる。
最近、うちの会社で顧客管理システムを変えようとしている。 別会社のものに乗り換えるとかなんとか。
でもさ──
今のシステムですら、ちゃんと使いこなせてないのに?
大丈夫そ?
操作すら覚えてないくせに「使いづらい」とか言うな
いま使ってる顧客管理ツール、正直言って機能は十分。
- 顧客リストの絞り込み
- 対応履歴の管理
- 案件フェーズの進捗チェック
一通りそろってる。でも現場では👇
「あれ?どこに入力するんだっけ?」
「履歴の見方が分からん…」
「もう紙でよくない?」
いやいやいや。
それ、ツールのせいじゃなくて、アンタの理解力の問題だよ。
覚える前から「使いづらい」と決めつけて、
結局「新しいやつ入れよう」とか言い出す。
→ 乗り換える
→ また使えない
→ 「やっぱ紙がいい」
ループすな。
それって“毎年新しいダイエット器具買っては放置する人”と同じやつ。
「乗り換えれば全部解決」は幻想
新しいツールに幻想抱きすぎ。UI変わっても中身は一緒だぞ?
新ツールに変えればUIは今っぽくなる。
けど、その裏では👇
- 操作ルールを再定義
- 社内レクチャーや教育
- データ移行のゴタゴタ
これが山ほどついてくる。
「なんかカッコいいツールにしたから解決!」
そういう思考停止が一番ヤバい。
むしろ今のツールをちゃんと使いこなしてない人たちが、
“努力から逃げる口実”として新ツールを振りかざしてるだけなんじゃないかとすら思う。
「ツール導入=改善」じゃない。本当に変えるべきは“運用”
どんなに高機能なツールを入れても、
- 入力ルールが曖昧
- 管理者がいない
- 活用目的が曖昧
だったら、絶対に改善なんかしない。
むしろ、今まで以上に混乱して、余計なストレスが増えるだけ。
システムを変える前に、
- いま何がうまくいってないのか?
- どこがボトルネックになっているのか?
- 誰が何を管理できていないのか?
そういう「現場の見える化」と「運用の再設計」こそが先なんじゃないか?
まとめ|“今のまま”を活かす努力をしてから言え
ツールを入れ替えるのは簡単。
だけど、変わるのは“見た目”だけじゃ意味がない。
システムがどうとか言う前に、
「今、持ってる機能をちゃんと使い切ってるのか?」を見直そう。
「操作が分からない」 「入力ルールが決まってない」 「結局メモ書きで済ませてる」
そんな状態でツールを変えても、
どうせまた“新しい不満”が増えるだけだ。
会社で新ツール導入をゴリ押ししてくる人に伝えたい。
ツールを変える前に、自分たちの使い方を変えろ。
いや、まずはタイピングができるようになってからだ。
☕ 最後に
そんなことを思いつつ、
わぁは今週末も顧客データの“二重管理”と戦っている。
改善してぇのは、ツールじゃなくて“考え方”なんだよ。